去年の9月に購入した、「MacBook 2130/13.3 ホワイト MC240J/A」。メモリを4GBに増設済みなので快適に利用しています。しかしHDDの残り容量が少々心細くなってきました。全容量160GBのうち120GBを使用し、残り約40GB。これからも写真データや音楽データ、iPhoneアプリが増えていくことを考えて、ハードディスクの換装をすることに決定しました。
MacBookのHDD交換方法はいろんなサイトで紹介されていますが、私は以下のスペック、手順で交換をしました。同じ環境の方はぜひご参考いただければ、と思います。
MacBook HDD交換のスペック
- 機種はMacBook(白)MC240J/A
- SnowLeopardを利用中
- HDD160GB→HDD500GBに
- USB外付けHDDにTimeMachineでバックアップをしていたのでTimeMachineから復元
MacBookのHDD交換は超簡単という話しをよく聞くのですが、確かに超簡単でした。手順をまとめると次の手順だけでした。準備で特殊工具が必要になりますが、特にOSのインストールからそれまで使っていた環境に戻すまでが1つの手順だけで済むところがMacOSってすげ〜とWindowsユーザーの方は感動するのではないでしょうか。
【2010/10/03 10:12追記】
USB外付けHDDは、市販されている一般的なHDDを利用中です。TimeCapsuleではありません〜。
MacBookのHDD交換手順
- 2.5インチのHDD(SATA)を購入(厚さは9mm以下であること)
- 特殊ドライバーT型トルクドライバ(T8)を準備(アマゾンで購入する場合はこちら)
- 精密ドライバーを準備
- SnowLeopardのディスクを準備
- 使用中のMacBookで最終TimeMachineを走らせる
- MacBookをシャットダウンしてHDDを交換
- USB接続HDDをMacBookに接続
- SnowLeopardディスクをドライブに入れてMacBookを起動
- HDDのパーティションを作成(フォーマットは「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」)
- TimeMachineから復元ファイルを選択し実行
* * *
それでは実際に写真付きで解説したいと思います〜。
まずはHDDの準備です。MacBookでは厚さ9.5mm以下の2.5インチ、SATA(Serial-ATA)となりますので、特に厚さに注意をしてHDDを準備しましょう。私はHGST(日立)の0S02599 [500GB 9.5mm]にしました。容量500GB、回転数7200rpm、キャッシュ16MBで、ドスパラ大阪・なんば店で5,980円(9月27日時点)でした。安くなりましたね(^o^)。
アマゾンでは、「日立 HGST 2.5インチHDD(SerialATA)/容量:500GB/回転数:5400rpm/キャッシュ:8MB HTS545050B9A300
MacBookのHDDの取り外しには精密ドライバーと特殊工具(と、言っても市販されています)が必要です。私のMacBookではT8というトルクドライバーでした。アマゾンで1,335円で購入しておきました。
HDDとドライバーの準備ができたら、最終のバックアップイメージをUSB接続HDDにTimeMachineで取りましょう。バックアップが終われば、Macをシャットダウンします。
本体を裏に向けてバッテリー横をコインで回します。
バッテリーを取り外します。
精密ドライバーで、3カ所のネジを緩めます。
ネジを緩めたら(金具からネジは取れませんので適度でOK)、金属部を手前に引き出し、取り外します。
左部分にHDDが入ってます。上の写真のようにHDDを引き出すための帯が本体に入っているので、精密ドライバーなどでピラッと引き出して、HDDを引っ張り抜きます。少し固いので慎重に、そして大胆に!(なんのこっちゃ)
おお〜!HDDちゃんが出てきました。この上下の向きをよく覚えておいて下さいね。
HDDを真横から見たところ。このネジが特殊工具(T8)でなければ回せません。
旧HDDから新HDDに入れ替えます。HDDは買ってきたままで問題ありません。(この時点でフォーマットなど何もしていません。)
こんな感じでHDDの交換が完了。
後は取り外した手順と反対に、HDDを取り付けて、復旧をします。HDDを取り付けるときは、上下の向きに気をつけながら奥までしっかりと入れるようにしましょう。
* * *
HDDの換装が終わったら、MacBookにAC電源を接続、USB接続HDDを接続して、電源を入れます。この時に、SnowLeopardのDVDをドライブに入れましょう。
数分待つと、MacOSのインストール画面が表示されます。ここで画面の指示に従って操作をすると、普通にSnowLeopardがインストールされるだけです(^_^;)。
画面上部にメニューバーが表示されているので、「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を選択。左の絡むから新しいHDDを選び、消去タブをクリック。フォーマットは「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選び実行します。(名前は何でもOK)約5分ほど待ちます。
パーティションタブ選択してパーティションを作成します。私は面倒なので1つだけですべての容量を割り当てました。これで新しいHDDの準備はOK。
「ユーティリティ」→「バックアップからシステムを復元」を選択します。画面の指示に従って、USB接続HDDに保存されたTimeMachineの記録から復元するファイルを指定します。復元先はもちろん先ほど準備したHDDになります。
後は、ひたすら待つだけです……。
私は120GBの容量がありましたが、復元に約4時間かかりました。
システムの復元が終ったら、SnowLeopardのDVDを取り出して、再起動します。この時が一番緊張しますね(^_^;)。OSが起動すると……。数時間前のデスクトップそのまま、Finderの中身もそのまんまが復元されています。
凄いぜTimeMachine!凄いぜMacOS!!凄いぜジョブズ!!!と多くのWindowsユーザーは感動することでしょう(^_^;)。WindowsのOSインストールから各種ソフトのインストール等の手間と時間を考えたら、この手軽さは素晴らしいですね。
あまりにもそのまんまなので、HDDの容量をチェックしてしまうほど。ちゃんと160GBから500GBになっていて一安心です。使用率が70%から20%に激減。これで当面は残り容量を心配する必要がなくなりました。またまた快適なMacライフを送れます〜。
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いかがでしたか?「MacBookはHDDの交換が簡単」と聞いていましたが、本当に簡単でした。出費も特殊工具の購入を入れても7,000円弱。これでHDDが160GBから500GBに交換でき、実質作業時間は30分ほどです。(復元の時間は人間は何もしなくてもいいですもんね。)
HDDの残り容量が心細くなっている方、HDDの交換を検討してみてはいかがですか?