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「KURE 5-56」の名前の由来と呉工業・CRC社の関係を整理

サビ取りや潤滑剤の定番として、一家に1本はある「KURE 5-56(クレ5-56)」。

ふと「そもそもなぜ『5-56』という中途半端な数字なのか?」「KUREと缶に書いてあるCRCはどういう関係なのか?」と気になったので、名前の由来や両社の提携関係、家庭で使う際の注意点について整理しました。

1. 「KURE」と「5-56」それぞれの由来

「KURE 5-56」という製品名は、日本の販売会社名と、開発元であるアメリカ企業の製品コードが合わさったものです。

「KURE」は日本の呉工業の社名

「KURE」は、日本国内で製造・販売を行っている呉工業株式会社(KURE)に由来します。創業者の苗字(呉氏)から名付けられた国内企業です。

「5-56」はCRC社の創業番地と開発順

製品そのものは、アメリカのCRC社(CRC Industries)によって開発されました。数字の「5-56」には開発元独自のルールがあります。

  • 創業時の所在地番号: CRC社が創業した当時の住所番地が「1-16」だった
  • ナンバリング規則: 1番目の製品を「1-16」、2番目を「2-26」……と命名
  • 5番目の開発品: 5番目に開発された製品だったため「5-56」と命名

頭の「5」が5番目の開発品を表し、後ろの「56」は創業番地「16」から派生した連番ルールによるものです。

2. 呉工業とCRC社の関係はどうなっている?

「呉工業がCRC社や商標そのものを買収したのか?」という疑問を持ちやすいですが、実態は長期にわたる技術提携および国内ライセンス展開です。

商標の買収ではなく提携とライセンス

米国のCRCインダストリー社は、現在も世界規模で事業を展開している独立したグローバルケミカル企業です。そのため、呉工業がCRC社自体やグローバルの商標を買い取ったわけではありません。

呉工業はCRC社との強固なパートナーシップを結び、日本市場向けに「KURE」ブランドを冠したCRC製品を正規ライセンスとして長年供給し続けています。

3. 実は連番があるシリーズと家庭での注意点

開発元であるCRC社や呉工業のラインナップには、同じ命名ルールを持つ製品が複数展開されています。

家庭で使う際の注意点

手軽で万能に見える5-56ですが、浸透剤や溶剤成分を含むため、使用を避けるべき場所もあります。

金属ネジの緩め作業やドアヒンジの軋み止めには非常に効果的ですが、素材や用途に応じた使い分けが大切です。

まとめ

「5-56」はCRC社の創業番地「1-16」と「5番目の製品」に由来する開発コードであり、呉工業は1962年以来の提携関係のもとでライセンス生産・展開を続けています。

普段工具箱や物置で見かける缶のロゴを改めて見てみると、日米2つの会社の歴史と合理的な命名ルールが刻まれています。

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