YouTubeやブログのタイムラインを眺めていると、まるで判を押したように同じような言葉が並んでいることがあります。
「〇〇、完全終了」 「神ツール」 「結論、これ一択」
本来ならクリックしたくなるはずの扇情的な言葉たち。 でも最近は、この手のタイトルを見た瞬間に「あ、またか…」と冷めてしまい、そっとブラウザを閉じることの方が多くなりました。
目次
「冷める」タイトルの見本市
私が(そして多くの人が)食傷気味になっているのは、以下のようなワードです。
1. 不安を煽ってくる系
- 「〇〇完全終了」「オワコン」
- 逆張りの代表格。大抵は終わっておらず、ただの変化を大袈裟に言っているだけ。
- 「知らないと損」「緊急動画」
- 「損」という言葉で焦らせてクリックさせようとする魂胆が見えると、逆に警戒心が働きます。
2. 思考停止・断定系
- 「結論、これ一択」「思考停止で買え」
- ライフスタイルや環境は人それぞれ。「自分で考える余地」を奪うような強い言葉は、押し付けがましさを感じます。
3. インフレしすぎた修飾語
- 「神〇〇」「最強」「鬼コスパ」
- 1ヶ月後にはまた別の「神」や「最強」が出てくる。言葉の重みがデフレを起こしていて、何もすごく感じません。
4. 意味深・誇張系
- 「〇〇がヤバい理由」
- これもよく見かけますが、だいたいヤバくありません。 普通の仕様変更や些細なデメリットを、さも大事件のように言っているだけです。
なぜ冷めるのか?
これらのタイトルに共通しているのは、「中身の薄さを、パッケージの派手さで隠そうとしている」 という透けた下心です。 あるいは、読者や視聴者のことを「強い言葉を使えば簡単に釣れるだろう」と、どこか軽く見ているような印象すら受けます。
もちろん、PVや再生数を稼ぐためのテクニックとしては「正解」なのかもしれません。アルゴリズムもそれを好むのでしょう。 しかし、それを繰り返すたびに、発信者としての「信頼」は少しずつ削られている気がします。
「ひとぅブログ」での自戒
偉そうなことを書きましたが、振り返ってみれば私自身、本家の「ひとぅブログ」などで似たような強い言葉を使ってしまった過去がゼロとは言えません。 注目を集めたいという欲が出ると、ついつい安易な言葉に頼りたくなるものです。
だからこそ、改めて気をつけたいと思います。
派手な看板で客引きをするのではなく、地味でもいいから、看板(タイトル)には「何が書いてあるか」を正直に書く。 そして、読んでくれた人が「読んでよかった」と納得して帰ってくれる。
そんな「当たり前の誠実さ」を大切にしていきたいと、自戒を込めて記しておきます。 「神記事」なんて書かなくても、誰かの役に立てばそれで十分ですから。
