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【親指シフト】祝!43日目にして1分間に60文字入力に達成!がんばった事とかカイゼンした事とか

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約16年間ローマ字入力だった私が、親指シフトに移行を決意したのが、8月23日。43日目の昨日、ついに目標にしていた1分間に60文字の入力を達成しました!!

これまでの、親指シフト関連の記事は5回。

6回目となる今回は、そもそもなぜ、親指シフトに乗り換えようとしたか? 練習法や気をつけた点、現時点での課題を書き残したいと思います。これから親指シフトを始めようとしている方は、参考にしていただけるとうれしいです。

目次

なぜ、親指シフトに乗り換えたのか?

私のキー入力の遍歴を改めて思い出してみました。

年齢 西暦 入力方式 きっかけ
8歳 1983年 かな入力 ファミリーベーシックを購入してもらい「かな」入力を練習
10歳 1985年 かな入力 カシオワープロを購入したが「かな」を継続
16歳 1991年 かな入力 MSX2+を購入したが「かな」を継続
19歳 1994年 かな入力 PC98を購入したが「かな」を継続
21歳 1996年 ケータイ入力 携帯電話を購入し、メール送受信のため練習開始
23歳 1998年 ローマ字入力 周りがみんなローマ字入力だったので練習開始
34歳 2009年 フリック入力 iPhone 3GS購入により練習開始
39歳 2014年 親指シフト入力 「指がしゃべる」体験をしたいため練習開始

8月23日の記事では約30年のローマ字入力だったとコメントしていますか、 約16年の間違いです。すみません。m(_ _)m

間違った理由ですが10歳に、わが家にワープロがやってきたのですが、楽しくてずっといじっていたのをよく覚えています。このタイミングでローマ字入力に切り替えたと記憶違いをしていました。この記事を書くに当たり、時系列で思い出してみると、もっと後の23歳になってからでした。

23歳のタイミングでは、15年のかな入力をローマ字入力に切り替えたようですが、あの時は苦労した記憶は残っていないので、すんなりと修得できたようです。アルファベットは入力できる下地があったのでスムースに切り替えができたのかもしれませんし、若かったからかも?

ケータイ入力やフリック入力を間で習得していますが、携帯電話のテンキーを使った入力方式は、キーボードの入力とはまったく違った入力方式です。もちろん、フリック入力では猛特訓をしましたが、キーボードで、なおかつ、これまでのキー配列の感覚はまったく意味をなさない親指シフトをなぜ、40歳を目前にした今、挑戦しようとしたのでしょうか?

ここ数年で文章を書く量が増えた

ここ数年、確実にMacやWindows PCで書く文章量が増えています。仕事ではメールの数は年々増え続けています。家でもブログ執筆をしています。限られた時間でいかに多くの文字数を、負担を少なく書けるかが重要になってきています。

文章を書く負担をいかに減らすことができるか。いかに短い時間で書けるか?を考えると常々ローマ字は効率が悪いな。と感じていました。だって日本語を1文字入力するのに、2回ずつキーを打つ必要があるんですから。(母音など細かな話しは割愛します。)

そう考えると、かな入力だといいかな?となりますがこれも事情は違います。数字キーは切り替えが必要だったり、半濁音のキーは別に入力が必要です。また、かな入力ではキーボード4列すべてを使いますが、親指シフトでは3列。手の動きが少ないため、手の負担は軽減できそうです。

日本語は、ひらがなの入力の後に漢字変換の操作まで必要です。ひらがなの入力操作の負荷を下げることができるならばやらない手はない。そう思うのです。

独学のキーボードタッチで逆に疲れる

ローマ字入力では1分間に90文字以上入力ができるようになっているため、スラスラ入力が可能な状態でしたが、独学でキーポジションを考えて自分の打ちやすいように練習をしてしまったため、めちゃくちゃな打ち方で、よく驚かれていました。「そんな打ち方でよく間違えないで入力できるね。」と。

本来は左手の範囲のキーを右手で押してみたり、気分によって同じキーなのに入力する指が違っていたりしました。もう一度基本に立ち戻り練習するのなら、もっと入力効率がいい「親指シフト」で、まったく新しいキー配列を覚えよう。となりました。

単純に楽しそうだから

物書きの方のユーザーの親指シフト率が意外と高いのも有名です。親指シフト入力すれば、素晴らしい文章を書け事はありませんが、「指が話しをする感覚」を味わってみたい。その先にある世界をのぞいてみたい。そう感じていました。

自分の知らない世界を経験することで、違った視点をもてたり、楽しい何かが起こりそうだと思いました。つらつら書きましたが、「楽しそうだから。」という直感を信じることにしました。

どのように練習したのか

どのような方法で、練習をしたのかをご紹介します。

いちばん最初に読んで、最後まで何度も読み返してきたのが、下の記事です。おそらく私のアクセスログがたくさん残っていることでしょう。(^^;)

この記事を参考に環境を構築したり、自分なりの工夫をしながら練習を進めました。

[箱] 親指シフトまとめ | [箱]ものくろぼっくす

環境構築

JISキーボード環境だった私は、MacもWindowsもそのままのキーボードで、ソフトウェア(キーエミュレータ)を利用することですぐに練習を始められました。(USキーボードの場合は、別途JIS配列のキーボードの準備が必要)漢字変換もATOKをそのまま利用できます。このお手軽さは重要です。

Mac環境では「Karabiner」を、Windowsでは「DvorarkJ」を使うことにしました。

Karabinerは「KeyRemap4Macbook」から名称変更しています。ものくろぼっくすでは、Karabinerで使えるOrz layoutを配布していますが、私はKarabinerに標準で搭載されている、「Oyayubi Shift Input 親指シフト(NICOLA)」をそのまま利用しています。

DvorakJは、インストール不要で、ソフトを起動するだけで動作します。レジストリを汚すことはありません。利用する端末が複数台あったり、他人のWindows端末を操作する場合でも、USBメモリにDvorakJを入れておけば、いつでも自分の親指シフト環境を構築できます。ものくろぼっくすさんで、ご紹介されている「やまぶきR」はWindows 8.1の環境でキー認識落ちするため利用をやめました。

  • Karabiner – OS X用のソフトウェア
  • DvorakJ

キーボードに書かれている文字はまったく意味のないものになります。Wikipediaからキーレイアウト図(PNG画像)を取得、印刷していつも持ち歩いていました。

自分を追い込む

飽き性で自分に甘い私なので、やると決めたからには自分を追い込んで後に引けない形を無理に作りました。

ブログで公開宣言」と「Facebook親指シフトへの参加」と「ポメラ(DM100)を購入の3つ。

Facebookページでは先人たちがおられるのはもちろん、同時期に練習を始めた人が仲間がいるため進捗を報告し合ったり、諸先輩からアドバイスをいただいたり。モチベーション維持に絶大な効果があります。

親指シフトで入力ができる、ポメラを先行投資で購入することで、「練習しなければならない」雰囲気を作りました。私のように、途中であきらめてしまう癖のある人は、できるだけ大きな花火を打ち上げたり、先行投資で何かを買うことをお勧めします。(^^;)

練習と心得

練習方法は実にシンプルです。「NICOLA派宣言」のSection 1からSection 2を読み、Section 3からSection 9を5日ほどかけて何度も何度も練習しました。

ポメラでは日記、Day Oneの下書きや、ひとぅ雑記を書いたり、とにかく基礎を反復練習して、たくさんの文章を書くことにしました。

練習をする時に、一番気をつけたのは次の3点。先人の皆様が口を揃えて言われていることですが、ほんとにその通りだなぁ。と今、振り替えってみてもそう思えるものばかりです。

  • ローマ字入力は使わない(戻らない)
  • 早くなくていい。ゆっくりでも正確に
  • 正しいキーポジションでキーを見ない

どうしても、ローマ字の方で入力をした方が速いですしはじめのうちはキーも分からず、イライラしてきます。そうなるとどうしてもローマ字で入力したくなりますが、そこをグッと我慢。失敗しても時間が掛かっても親指シフトで入力してこそ実力がつくのです。

少し慣れてくると速く入力したいという欲が出てきます。まだまだ未熟なのに。普段は何気なく打てていた簡単なキーでも間違うことが増えて、逆に遅くなったりします。確実にキーのポジションを体が覚えたら、速く打つという気持ちが無くても、自然に速く打てるようになるのです。確実に正確に入力するという意識をいつも持つことが大切です。

親指シフトに切り替えた理由の一つに、「キーを正しく打ちたい」がありました。窮屈だったり間違ったキーだったとしても根気よく、画面だけを見てキーボードは見ないで何度も何度も正しいキーが出るまで繰り返し練習しました。

記録に残す

最も達成感を感じる瞬間は目標を達成したときでしょう。その時を目指し、コツコツと練習を続けるのは辛いものです。入力速度の記録を付けることで成長を実感し、やる気をアップさせることにしました。

記録を残すのはシンプルです。入力した文字数と掛かった時間を計測するだけ。表計算ソフトに記録すれば自動計算やグラフを表示できるので便利です。

私はGoogleのオンライン表計算ソフト「スプレッドシート」に記録し、全世界に公開しています。(^^;)

快適な環境を構築する

自宅ではMac、会社ではWindows、親指シフト練習に、ポメラとOSもキーボードの形状もキー配列も違います。一番ネックになったのは、端末ごとに操作に差があること。変換キーと確定キーが違うと混乱してしまうのです。

できる限り操作を統一させることにしました。最も癖が少ない(オリジナルに近い)端末は、ポメラです。ポメラのキー割り当てにできるだけ揃えることで混乱しなくなり、一気に記録が伸びました。特にスペースキーを確定、かなキーまたは変換キーを変換に割り当てて大正解でした。

苦手なキーを重点的に意識して練習する、とことん書く

1カ月前後でキー配列は覚えたつもりになっていましたが、半濁音と小さな文字が苦手な状態だったので、数時間、徹底的に練習をしました。苦手意識をなくすことが最後の詰めでよかったです。

最後は文章を書きまくる。これに尽きます。苦手な文字も得意な文字も関係なく文章をかくことに集中できるようになれば、もう親指シフトを自分のものにしたといえるでしょう。

さいごに

親指シフトの移行を決意して立てた目標が「1分間に60文字」入力したい。というものでしたが、43日目に達成しました。実は1カ月以内での達成を目指していたのですが実現しませんでした。

振り返ってみると、一気に上達する瞬間がありました。1週間で20文字を達成。この後、暗黒の2週間を過ごすことに。端末のキーを見直すことで成長に勢いがつきました。3週間だ30文字を達成。4週間で40文字、1カ月で50文字。6週間(43日)で60文字を達成しました。

ローマ字入力では1分間に90文字ほど入力できるので、まだまだ遅いのですが、追いつくのも時間の問題だと手応えを感じています。ローマ字入力の速度に追いつく、そして追い抜くのも時間の問題でしょう。次回は1分間に90文字を達成したときにご報告したいと思います!!

最後に親指シフトに切り替えるきっかけを作っていただいた、@ttachiさん、有益な情報と親指シフトへの熱い思いを伝えていただいた@monochrさんにこの場をお借りしてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました!!

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