MacBook AirのSSDの爆速を体験すると普通のHDDの機種には戻れないと思ったりする@hitoxuです。人間、慣れって怖いですよね。
現在私はMacBook Air (11-inch, Mid 2012)を愛用中。画面を閉じた状態から画面を開いて作業ができる状態へ復帰するまで、わずか数秒しかかからないのがMacBook Airの最大の特徴です。
しかし設定や環境によってはスリープ状態から復帰に時間がかかったり遅かったり時間がかかったりします。私もその状況に困り昨年8月に以下の記事を書きました。
最近、MacBook Airのスリープからの復帰が遅いと感じてる方必見!復帰を高速化する方法 …
この記事では3つのスリープモード、「スリープ」、「セーフスリープ」、「ディープスリープ」のうち、デフォルトのセーフスリープからスリープに変更する方法をご紹介しています。
この方法で多くの方は『劇的に早くなった!』と感想をTwitterでいただいたりするのですが、私としては実は完璧では無かったのです……。
それは家で使っている時は復帰が早いのですが、外出先でよく、カーソルがレインボーになり30秒ほど操作不可能な状態になってしまうのです。
しかも毎回ではなくしばらく時間が経ったときになるようです。しばらくこの状況にストレスを感じつつも放置していましたが、ようやくその原因と対策が分かりましたのでご紹介します!!
MacBook Airでスリープからの復帰時にレインボーカーソルが30秒ほど表示されログインパスワードを入力することができない!とストレスをお感じの方必見です!!(^^)/
スリープモードのおさらい
はじめに簡単にスリープの種類のおさらいから。MacBook Airのデフォルト設定はセーフスリープです。
- スリープ → メモリの状態を保持。復帰が早い。バッテリーを常に消耗。バッテリー切れによるデータ損失のリスク有り
- セーフスリープ → メモリの状態を保持。復帰が早い。バッテリー残量が少なくなるとHDD(またはSSD)にメモリの内容を書き込みディープスリープ状態に
- ディープスリープ → メモリの状態をHDD(またはSSD)に保持。復帰が遅い。バッテリー切れによるデータ損失のリスク無し
レインボーカーソルの原因はスタンバイ状態だった
調査不足だったのですが、現在のMacBook Airではバッテリーだと約1時間経過するとスタンバイ状態になるのです!!
スタンバイモードは通常のスリープ状態が 1 時間継続した後に開始します。 …
ちょっとややこしいので整理すると、スリープやセーフスリープモードの設定をしていても、バッテリーの状態であれば、1時間以上経過すると、メモリの状態をHDDやSSDに書き込みスタンバイモードになる。つまりセーフスリープのバッテリーが減ったときまたはディープスリープと同じ状態となります。
私が外出先でレインボー状態になって困っていた状況はまさにこれですね。SSDからメモリに展開をしている時にカーソルがレインボーになり入力を一切受けつけない状態になっていたわけです。これならばその間30秒ほどかかる理由が頷けます。
スタンバイ状態になるのを1時間→12時間に変更したら超快適に!
いつものことですが、ここから先の操作は自己責任でお願いします(^_^;)。
ターミナルを開き次のコマンドを実行して現在の設定を確認しましょう。
$ pmset -g
「standbydelay」が「4200」秒になっていると思います。70分でスタンバイモードに変わるよ〜ということですね。なるほど約1時間なわけです。
この設定を私は12時間に設定することにします。
$ sudo pmset -a standbydelay 43200
再度、「pmset -g」で内容を確認しておきましょう。
43200秒にちゃんと設定されていますね。これでOK。完了です!!
さいごに
今回、スタンバイ状態になるのを12時間に変更したので私はスリープモードを「スリープ」からデフォルトの「セーフスリープ」(3番ですね)に戻しました。
この設定で1週間ほど利用していますがすこぶる良好です。セーフスリープにしておけばバッテリーの残量が少なくなるとSSDに書き込んでくれるので安心ですよね〜。
スリープからの復帰でレインボーが表示されていてイライラするよ!という方はぜひこの方法も検討してみてくださいね?。